減農薬を続ける理由

 

農協が指導する殺虫剤の一つ。例えば5月に散布しなさいと推奨する

殺虫剤の一つに「ダントツ水和剤というものがあります。

これは分類的には「ネオニコチノイド」というものになりますが、虫

たちの神経を異常に興奮させて死に至らしめるものとして開発された

ものです。

 

果実の中に住みつくシンクイムシなどの防除対策に用いるものですが、

ヨーロッパでは神経毒性が強いからと、このネオニコチノイド系の農

の使用が201312月から原則禁止となりました。

また、これらの農薬は人の脳、特に胎児、小児などの発達中の脳への

影響を懸念する声もあります。以前にミツバチの大量死が報じられた

ことがありましたが、その原因はこの農薬によるものではないかとも

言われています。

また、農協が7月に木の病気対策に散布しなさいと指導している有機

塩素系の殺菌剤に「オキシラン水和剤」というものがありますが、こ

れは毒性があるので使用にあたっては薬剤が河川などに飛散流出しな

いよう特に注意することと長野県植物防疫協会が発行する農薬の解説

書に書かれてあります。

 

つまりこの農薬は川に流れていくと魚が死ぬということです。現実に

私自身、畑の近くの用水路で魚たちが大量に死んでいるのを目撃いた

しました。きっとどこかの農家の方が余った農薬をどこかに捨てたに

違いありません。

 

農薬自体、環境にいる生き物たちを殺すことが目的です。それは発ガ

ン性の強いものもあります。またアレルギー症の人にはたまったもの

ではありません。

果実が被害に遭わないようにと日常的に散布して育てる今の日本の農

業に私たちは組みすることは出来ません。だから私たちは最小限の農

薬をほんの少しだけ使用させていただきました。周りが10回も15回も

散布するところを3回だけ散布しました。それ以上は撒けません。

農薬の怖さを知っているから。

 

お陰で今年のリンゴは半分以上に虫が入り捨てました。それでも人々

と木の健康を考えてそうしました。残留農薬はメーカーが、そして農

協が、分解されて毒性がなくなるから大丈夫といいます。しかしそう

簡単に化学的に結びついた成分がバラバラになり安全なものに変わる

のでしょうか。逆に、積み重ねられた農薬が混じり合い、全く別なも

のに変わる可能性は否定できません。

 

そんな畑で育ったリンゴたち、農産物は農薬をここまで使わなかった

のものと比べると味が薄くなり、果肉もふかふかになり生命力にみ

なぎるものとは言えないようなものとなってしまいました。そう見か

けだけは美味しそうです。そうならない為にも私たちは減農薬を続け

ます。

 

 

私たちの農薬散布内容とJA農協が推薦する農薬散布内容が記された防除暦

を用意してあります。

 

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